2007年08月30日

オリンパスPEN-EES-2・ペンタックスSP修理【今日は1.5台】

今朝は涼しかったのに、お昼以降かなりの蒸し暑さ。
それから、大阪は本日も結構な雨量の通り雨、
みなさんはズブ濡れにならずに済みましたか?

今日は まずオリンパスPEN EES-2というP1000890.JPG
ハーフサイズカメラ、PENシリーズの1つです。
PENはDともう1種類ぐらい分解してるハズですが
EES-2は初めてだったので嬉しい&ドキドキです(^^)
このカメラのシャッター羽根の粘りを取り除きます。

裏ブタを開けて、巻き戻し軸を外し
たしか上部カバー横にあるネジ1つを外せば
上部カバーは上に持ち上がり、
なんとなく嫌な予感がしたので 
カバーを そ〜っと外すとリード線があったので
(勘が当たりました^^;)
それをチャチャっと外してシャッターボタンの
付け方を確認しておきます。
ボタンの根元の形が半分直角になっている?ので
間違えないようにしないといけません。

あとは、レンズ横の革をめくり
向かって右側の板を外します。
左側の板は とりあえずネジを外して そのままで。
裏ブタを開けてシャッター羽根の手前に見える
4本のネジを慎重に外します。
手を滑らせてネジ回しで羽根を傷つけないように!!

この後、前面からシャッターユニットを外し
シャッター羽根まで分解する為、ファインダーも外します。
2つのネジを外すのですが、1つはファインダーの中!
ファインダーの上には黒い紙状のフタがあります。
カメラの中に こういう素材の物が入っているのも
また不思議(^^ゞ

先週分解したカメラのシャッター羽根と
同じ形の“猫ちゃん羽根”(勝手に命名)が
出てきました。この羽根と羽根を挟みこんでいる
円盤を清掃して復元します。

近頃、分解から復元まで
自分で一通り行なっていなかったんですが
PEN EES-2は構造も比較的簡単だったので、朝9時すぎに
分解し始め、お昼12時前に復元できました(^^)v
修理箇所がシャッター羽根だけだったのも
あるんですけどね。P1000891.JPG
でもいつも1台のカメラを1日掛かりで復元したり
時には1日で終わらず途中で終了する時もあるので
半日で かなりの自信に\(^o^)/

さぁ〜午後は何を分解するのか?!
と張り切っていたのですが、修理完了の荷物を
宅急便の営業所へ持って行けと頼まれまして。。
しかし意外にも早めに帰って来れたので
次のカメラを…次はペンタックスSP。
これも初めて分解しますが、
(父は“前にも分解させた”と言い張る。。)
SVを少し変形させた感じでMEスーパーよりも
よく似ていたのもあり、抵抗なく分解開始♪

シャッター幕の動きが悪いとの事だったので
いつもの様に分解しますが
上部についている物はペンタックスSVより全て外しやすい。
巻き上げレバーの中のカニ目も逆ネジなのを
覚えておかないといけないですが
分解は やっぱり簡単!
前面の革を剥がしたり、セルフタイマーを外したり
いくつかのリード線との戦いもありますが
ミラーBOXを取って、シャッター幕まで
到達するのは結構スムーズでした。

シャッター幕の軸に注油するのも
いつもなら、あっちもこっちも言われて
後から思い出そうとしても全然思い出せないし
まず覚え方が悪かった事に気付きました。
今までは、父が指示している所を一生懸命
目で追っているだけでしたが
今回は、シャッター幕の油が切れているんやから
幕を動かしてる軸に注油せないかん、
ということは、ここと ここと…という風に
やっと構造部分を落ち着いて確認し
頭に記憶させる事ができました☆
まぁSVの復習をしてる感じだったのもあるんですけどね。

ペンタックスSPは時間が足りなかった為、復元できなかったんですが
今日は小さな成長が1つ!pentaxsp.JPG
すんごい堅くて回らなかったネジがあって
以前なら絶対父に頼んで回してもらってたものを
父の技を盗んでトライしたら回せました!!
みなさんは『な〜んや、そんなこと』って
思うかもしれませんが
そんな小さなこと1つ自分で出来なかったのが
悔しくて悔しくて。。
でも ほんの些細な事でも
それが出来るようになれば、凄く嬉しいもんです。
これから この積み重ね。積み重ね。積み重ね。
ですね(*^_^*)
posted by ユウ at 01:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | オリンパス

2007年08月24日

富士フイルム フジカ ハーフ(FUJIFILM フジカ ハーフ)修理【久々の分解!】

皆様、ご無沙汰しております!
毎日毎日汗だくの暑い日が続きますが
冷たい物の食べ過ぎ飲み過ぎで
体調を悪くされていませんか?!

本業は特にお盆休みもなく普段通り働いておりましたが
父上は お盆休みをしっかり取っていたのでP1000882.JPG
先週は修行がお休みでした^^;
で、盆休み前もカメラの分解をしなかったんで
実質3週間ぶりとなるでしょうか。。
こんなに間が開いてしまうと
『また何かやらかしてしまわんやろか?』と
ちょっぴりドキドキしておりました。

本日、私の机の上で対面しましたのは
初めてお目にかかりまする、“フジカ ハーフ”さん。
でももう既に父によって分解されており
巻き上げの故障部分は修理されていました。
しかし、古いカメラなので
シャッターや絞りの状態も確認しておきたいとの事。
父が革を剥がし前カバーと下部カバーが外されていました。
1番上の画像を見てもらえれば分りますが
前カバーは全部ガバっと外れるようになっています。
ほんとクラシックカメラの造りは
メーカーや機種によって様々ですよね(^^)

確か以前分解したコニカC35だったでしょうか。
あのカメラと分解方法がよく似ていて
レンズの部分から分解していき
最後は裏ブタを開けて中からカニ目を回せば
シャッターや絞り部分の部品が取れる仕組み。
真ん中の画像は 絞り羽根を清掃して
これからシャッター羽根を清掃しようかという所。
尻尾が2本生えた黒猫ちゃんが座っているように
見えるのがシャッター羽根です。
この羽根の形、変わってるでしょ?
実際は2枚重なっていますが、組み方を間違えないよう
外したまんまで置いています。
絞り羽根も今日のカメラは4枚だったので
組みやすく、いつも復元する時に
訳が分からず父任せだったのが
今日ようやく自分で出来て ちょっと嬉しかったです♪

なので、気分的に余裕があったからかP1000888.JPG
復元の仕方も いつもより詳しく尋ねられたし
父に聞く前に『次はこうするのかな?』って
自分で考えながら組んでいく事ができました。
まだ修行を開始して数か月ですので
ミスをして当たり前なんですが
最近は自己嫌悪に陥ることも多く
『父の仕事を継ぐのは簡単じゃないな〜』って
思ってたんですけど、
今日は『やっぱり修理って楽しい!』と
素直に思いましたね(^o^)

しかしながらプチミスは相変わらずで…
下部カバーのネジの位置が間違っていて
巻き上げレバーが引っ掛かっていたり
※これは復元する際、父が少し外出してたので
 3つのネジのうち小さいものが1つあり
 たぶんこうだろう!と推測で付けたのが
 間違っていたんです。
 でも自分で分解していたら、このミスは
 無かったハズなので これはカウント無しで(^^ゞ
シャッタースピードを変えるレバーも
父が取り付けてくれた後に、中の小さいバネが
外れていたらしく、革を張りつけてから
レバーがスカスカしている事に気付いて
また分解しなおしたり。。
まぁ大事な部品を失くしたとか、
大きな傷をつけてしまったとかいう訳じゃないので
そこまで落ち込んでは いませんが
これからできるだけ父に言われなくても
自分で気づけるようになりたいです!!

そういえば、このカメラ。
画像を見て頂いても分かりますが
フィルムのカウンターがカメラの底に付いています。
大体のカメラ達には上部に付いていると思うんですけど
…面白いカメラですね。

何に対しても固定観念は いけません。
話が飛びますが、今日修行中に聞いていたラジオでP1000885.JPG
河内屋菊水丸さんは14歳から河内音頭かな?を
唄っていた事を知りました。純粋に凄いと思いました。
『できないできない』と思っていたら何にもできない。
少し前まで『こんな複雑なカメラ、絶対覚えられへん』
と最初から思い込んでいたので
益々自分の脳みそが理解しようとしてくれなかったんだ、と
やっと気づいた気がします。

努力に勝るものは無し。
継続は力なり。
今は焦らず、根気よく、
夢に向かって頑張るのみです(^^)v
posted by ユウ at 01:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他カメラ

2007年08月10日

本日は分解ゼロでした。。

今日は父が修理を終えているカメラの199.JPG
最終的な清掃や梱包を2台ほど行い、
お盆休み前に仕上げたいものがあったからか
父からパソコンで書類を作ってくれと
頼まれたため、本日は全く分解しませんでした。。

分解ゼロの日は即更新?!
な〜んて思っている、そこのあなた。
そうです、即更新です!!
本文の内容が そんなに長くならないなら
すぐ更新できるかな〜と思いまして(^^ゞ

最近、“思い入れのある凄く大きな望遠レンズ”を
送ってくれた大阪の方、
“父の形見を復活させたい”とローライという
カメラを送ってくれた北海道の方、が おられました。
望遠レンズはカビを除去しなければいけなかったのですが
外側の数枚は分解できたものの
一番カビが酷い中枢の部分が金属の肌荒れによる
異常な密着が原因だと思われるんですが
どうしても分解できず。。
一方のローライは確か電気系統の部品交換が218.JPG
必要な故障状態だったらしく
こちらも補修部品の在庫がなく
修理不能・未修理返却となりました。。

お客様の思い入れの深さが分かるのは
メールのやりとりができる唯一の特権だと思うんです。
実際に修理職人を目の前にしたり
電話なんかでは、照れくさくて言えないもんですが
メールだったら、結構色んな事情を
記載して『仮見積り』の問い合わせを
送って下さるお客様が多いのです。
もちろん、みなさん高価なカメラを購入なさって
大事に大事に使われてきたものですから
修理の依頼をされる全てのお客様のカメラやレンズを
直したいのが心情ですが
ご親族の形見となると、“絶対に直したい”
と力が入るのですが、父の技術でも
どうしようもない場合があり
修理不能の連絡をするのが本当に心苦しいです。。

本来なら同じように使用できるのが
1番嬉しいものだと思いますが
カメラは飾っておくのも素敵ですし
思い出と一緒に いつまでも大事にして頂けたら…
と思います(^^)002.JPG

本日の画像も随分前に撮ったものですが
何にも無しでは淋しいのでUPしておきます。

キヤノンIX
トプコンREスーパー
レンズは…名称不明です^^;
posted by ユウ at 02:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年08月09日

ペンタックス MEsuper(PENTAX MEsuper)修理【リード線との闘い】

今回更新するのは8月1日に分解をした
ペンタックス MEsuperの お話。
(相変わらず1週遅れの更新、お許し下さい…)
このカメラはミラーが上がったままという
故障状態でした。

pentaxと言えば、私の相棒!SVくん!P1000857.JPG
でもSVくんはリード線なんて無かった…
ミラーBOXを取り外す時に
ネジをゆるめて半田が付いてない2本を
ホイホイと外すだけだったのに。。

この初めて分解するペンタックスMEsuperは
上部カバーを外すとリード線がてんこもり。
(でも分解初心者の私がそう思ってるだけで
 他にも もっと凄いリード線だらけの
 カメラがあるんだと思います…
 確かこないだ隣でチラっとみた父が修理中の
 キヤノンEOSか何かは もっとウジャウジャ
 リード線があったハズですので(-_-;))

上部カバーの外し方は
今までと似たような流れです。
巻き戻し軸を外し、巻き上げレバーを外し…
あれ?巻き上げレバーが取れない(+_+)
SVの巻き上げレバーは
上から色々部品が付いていて最後にネジを2つ外せば
レバーが取れるようになっていましたが
MEsuperは丸い形のフタの様な状態になっていて
それをゴム製の修理用具で逆ネジの方向へ回せば
取れるハズなのですが、ビクともしなかったので
薬品を少しずつフタと土台の間に数回流し込み
再度、チャレンジ!!でも取れない…(*_*)
なので、小さい木づちでフタの部分を
トントントントンと叩いてやって
軽く刺激を与えます。
さ〜もう取れるかな?!
っと思いフタを回すが取れない(>_<)
仕方なく父に頼むと…渾身の力をこめて…えいっ!!
やっと取れました。。

男の人が あれだけ力を入れて やっと取れるものをmira1.JPG
今後果たして私に取れるんでしょうか??
と今さら性別による力の違いを嘆いても仕方がないので
変なプライドは捨てて、できない時は父に助けて貰います!

と、巻き上げレバーのお話で
こんなにも盛り上がってしまいましたが
メインは これからです。
そう、ようやく巻き上げレバーも取れて
カバーのネジを幾つか外し
上部カバーを そろ〜っと開けると…
じゃじゃ〜ん!カラフルなリード線のお出ましです!!
左側には黄色・赤・肌色、
右側には赤・青・白・茶色…ひゃ〜\(◎o◎)/
もちろん、これだけ線が多いと
1本でも間違えてつけてしまえば致命傷。
なので、父からメモしておくように指示がありました。

この日も最後まで復元することなく
修行が終了してしまったので
汗をだらだら流しながら
色とりどりのリード線を半田付けすることは
できませんでした…でも外すだけでも大変でした…
おっと、リード線の話がメインではなく
ミラーが上がったままの原因を調べ、修理をするのがメイン!

どうもミラーを上げ下げするレバーの様な物の軸?にmira2.JPG
ゴム製のダンパーラバーというものが付いているのですが
それが劣化して粘っていたり、ボロボロになっているのです。
そのダンパーラバーというものは
もう1箇所、ミラーBOXの底にも別の形式で付いていて
それも劣化していた為、奇麗に取り除きました。

それにしても、最近リード線が怖い。
あんなに密着していると取るのも怖い。
でも付けるのは もっと怖い。
あぁ、リード線恐怖症(p_-)
明日も修行の日です。頑張ります(^^)v
タグ:pentax ME super
posted by ユウ at 02:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | アサヒペンタックス

2007年08月02日

オリンパスPEN-D(OLYMPUS PEN-D)修理【超うろ覚えPEN-D】

いつのまにか梅雨も明けて
すっかり暑くなってしまいましたね。
毎朝セミの鳴き声に起こされていますが
みなさまは如何お過ごしでしょうか?

さて今日も遅れ気味の更新ですが
26日(木曜日)に分解した
オリンパスPEN−Dのお話を(^^)

確か以前PENシリーズの1つをP1000842.JPG
分解したことがあったのですが
PEN−Dは初めて。
レンズの奥にシャッターと絞りが付いてるので
レンジファインダーかと思いきや
『距離計』が付いてないので
コンパクトカメラになるらしい。。
一応こういう事も父に聞いて
どのカメラがどの分類に入るかという事も
勉強してるつもりですが
未だに分らない事だらけです…って当たり前ですが^^;

このオリンパスPEN−Dは露出計も悪かったのですが
露出計は修理不能だったらしく
その他、不具合のある部分

・シャッター羽根作動不良
・モルトプレーン劣化
・絞りリング回らず
・レンズのカビ

以上の修理を行なうことになりました。

まず、初めてのカメラは いつもながら
裏ブタの開け方が分からない。。
横にポッチが無い場合は巻き戻し軸を引っ張って…
引っ張って…引っ張っても…開かない(+_+)
そりゃ〜開くはずがありません!
父は下部カバーのツマミを回し
ガバっと取り外したでは あ〜りませんか
(1番下の写真の奥にある銀色の部分が
 ツマミのついている下部カバー。
 1番上の写真の奥、真ん中に映っているのが
 下部カバーの逆から見た部分。)
まさかこんな開き方するとは思ってもみなかったので
ビックリです。おそるべしPEN−D(笑)

で、父に教わりながら分解していったのですが。P1000841.JPG
正直ほとんど覚えていません(-_-;)
少し言い訳をさせていただくと
もちろんまだ1度しか分解してないのもありますが
絞りリングの修理とレンズのカビを除去しただけで
復元もせず途中で終了しているのと
この日記を更新するのが遅すぎて
本日また違うカメラを分解したので
記憶が上書きされたのもあり、ほぼ記憶がありません。。

ですが、絞りリングが今回動かなかったのは
いつものように羽根が粘っていたとかではなく
金属と金属がスムーズに動くよう、通常は
グリスのような油系のものではない感じのものが
塗られている?らしいのですが
それが劣化し、金属が肌荒れを起こしていたのが
原因のようでした。

その後、復元しようとすると
私では難しいところがあったので
父に任せたのですが 
どうも納得がいかない顔をしている。
その間、私はレンズのカビを除去。
気付くと父は目に拡大して見る為の器具?をつけて
『おかしい』と思う部分をうなりながら
みつめています…5分か10分後だったでしょうか
『分かった!このスプリング、誰かがここを
 細工してるからおかしいねん!』と
スプリングの先に延びていた部分を指差しました。
よくそんなところみつけられますよね(◎o◎)

今までも時々ありました。P1000844.JPG
“これ、組み方知らん人が組んだんやろなぁ”とか
“この部分をいがめて(曲げて)しまってるから
作動不良起こしててん”とか。
お客様は自分で分解できないから
外観の異常にしか気付かない。
もしくは、明らかに修理ができていないとか
以前異常のなかった部分が
作動不良を起こしているとか
お客様でも分かるような異常でないと
趣味で分解をされている方でなければ
もちろん分からないですよね。

お客様が中身を見ることはありませんが
カメラやレンズを使っていれば
修理の質は きっと分かるはずです。
見られないからといって
ええ加減な仕事をしてたらあきません。
これは どんな仕事をしていても
当たり前の事だと思います。
修行中の新人も、
数十年その仕事に従事しているベテランも。
posted by ユウ at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | オリンパス