2008年03月27日

オリンパスPEN-D(OLYMPUS PEN-D)【お見積り&修理編】T様

前回の日記では“レンズ修理のお客様だけ
お時間を頂戴する”とお伝えしましたが
あれから数日間しか経っていないのに
カメラの修理受付も、つまり全ての修理依頼のお客様に
お時間を頂戴することとなりました(・_・;)
たった数日間のうちに、どんどんどんどん
修理依頼の荷物が届いてしまいまして…
お客様には大変ご迷惑をお掛けしますが
予めご了承頂ければ幸いです^^

P1010585.JPG

さて、今日のカメラは
先日より特訓させて頂いております、オリンパスPEN-D。
以前 父が「比較的簡単やで」って言ってたPEN-D。
でもでもやっぱり難しいPEN-D。
分解するのも復元するのも随分ポイントを掴みながら
できるようになったんですけど。。

前回「ここは こうなってて、ここは こうで…ふむふむ」
とか言いながら、かなり一生懸命覚えていたハズの
巻き上げ左横の部品達が全然組めないんですよね(-_-;)
部品を外した後の状態が綺麗に何にも無くなるので
どうやって部品が付いていたか、余計に分からない。
最近では、ちゃんと覚えてなくても
この形やから、きっとここやろな〜って付けたら合ってたり
(その後きちんと父に確認してますけどね^^;)
せめて、半分ぐらいとか7割ぐらい取り付けて
後は父に聞かないと…って感じなら分かりますけど
なんだか部品を手に取って、土台を見つめても見つめても
全然想像つかないんです。。

P1010604.JPG

ネジの根っこというか、頭のすぐ下の部分に段差があって
最後までネジを締めても部品が動くようになっていたり
S字の部品は裏返しに付けていると巻き上げがおかしくなったり
(前回のPEN-Dの日記にも書きましたよね)
その横の部品はSの腰のくびれに かます?ような感じで
取り付けて、その左の大きなネジが付いているクジラみたいな
部品は巻き上げの黒い歯車が戻らないようにするストッパーやから
ちゃんと引っ掛けて、バネは此処と此処と此処に引っ掛けて…
う〜んムズイ(・o・)
※これらの部品達の汚れも確かシャッタースピードに影響してた筈で
 今回は かなり油で粘っていたので念入りに清掃しました^^

P1010599.JPG

もちろん今回も絞り羽根やシャッター羽根なんかを清掃し、
その辺を組むのも だいぶ速くなりましたけど
シャッターユニットを組む時に針金がいっぱいあるから
気をつけねばっっ!って張り切ってたら
思いっきりキャノンデミと勘違いしてました(笑)
でもどっちにしろ、引っ掛かりそうになる部分を気にしながら
組み込もうとすると せっかく組んだシャッター羽根が
崩れ落ちそうになるし、こいつもまだまだ簡単とは言えません(^^ゞ

P1010593.JPG

このカメラは ほぼオーバーホールを行う状態でしたので
露出計の精度も要確認でしたが、父がコチョコチョっとイジって
(これは父から聞いた説明を私なりに分かりやすく説明すると
 昔、カメラの露出計が元気だった頃は光の反応が良すぎて
 それをわざと弱める工夫をしていたらしく、それを取り除くか
 また反応を良くする状態に戻してやれば精度が良くなるとのこと)
OKが出ましたので、私はファインダーの清掃とモルトの交換。
あと、レンズのカビ清掃。
このカビは後玉に付いていて、小さいながらも結構頑固(>_<)
何度も何度も清掃しましたが、少し跡が残っています…
父に相談すると、撮影には影響ないだろうとの事だったので
外注の研磨には出さない方向で、修理を終えました^^

完璧には まだまだ程遠いですが
今回も沢山勉強させて頂きました T様、有難うございました!!
大阪は桜の開花宣言があったようです☆
皆様の地域では如何ですか?見頃はもう少し先になりますが、
是非とも1度は足を延ばしてみましょう(^o^)/

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posted by ユウ at 03:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | オリンパス

2008年03月22日

オリンパスPEN-EES 2(OLYMPUS PEN-EES 2)【お見積り&修理編】

昨日、ホームページにUPさせて頂きましたが
おかげさまで以前と比べて修理依頼の数が
どんどん増えてまいりまして
レンズ修理(標準レンズは除く)のお客様には
少しお時間を頂戴することになりました。
オートフォーカスのレンズやズームレンズ、望遠レンズは
かなり分解に時間が掛かるようで。。
御迷惑をお掛けしますが、レンズの修理依頼を
お願いしようと思われているお客様は
お時間が掛かる旨、ご了承下さいませ^^

P1010574.JPG

さて、今日はオリンパスPEN-EES 2です!
PENシリーズは色々ありすぎて、相変わらず
どれがどれだか分からなくなっておりますが(^^ゞ
でもやはりよく似た構造のものが多くて
少し肩の力を抜きながら、分解できてるといった感じでしょうか。
(といっても、まだまだ緊張してますけどね)
で、このカメラの故障箇所は『露出計』。
ただ、残念なことが2つ。
私が修理できそうな状態じゃなかったのと、
その露出計を修理している画像が撮れなかったこと。

上の2つは関連しているんですが
今まで遭遇した露出計の故障は、もう全く手が出せない状態か
露出計付近が悪くて、なんとか教われば修理できていたんです。
でも今回は露出計の核となる部分?がダメになってたようで。
結局露出計の部分は父が全て修理してしまったのもあり
画像が撮れなかったんですね。
ほんとは、逆に「シャッターチャンス!」とも思ったんですけど
凄く細かい作業をしていたので、
気が散ると思われたらマズイなぁと。
ですので、みなさん。脳みそ妄想ver.でお楽しみください(^o^)/

P1010577.JPG

ファインダーの横に付いている、丸い金色のフタの下に
露出計の核部分が入っているんですが、
ここの上のところ辺りに通電?してるか調べる機械
(通電かどうか分かりませんが、要するに反応があるか無いかを
調べるような機械です)
を当てて、リード線がダメなのか、核の部分がダメなのかを
確認すると、今回は核の部分がダメになってしまってたらしく
金色のフタの中から取り出したのは
綺麗な銅色の細いコイルがグルグル巻きつけてある裸の露出計。
こんなコイルなんて小学生以来久しぶりに見ました(・_・;)

これを修理する前に、父は まぶたに挟むタイプのルーペを装着。
(今、ルーペを調べたら『日本人は まぶたに挟むのが難しい』
と書いてありました(笑))
そのルーペ越しにコイルをじ〜っと見つめています。
やはりコイルが途中で切れてしまっているとのこと。
私は、そのコイルを見せてもらっていないので
どれだけ小さい部分か把握してませんが
かなり細かい作業を必要とするような感じです。

P1010580.JPG

まず、半田を付けるのに半田が付きやすくなる薬品?を
その途切れているところに つまようじで塗り、半田で繋ぎます。
この作業、見てるだけで「イ〜〜<(`^´)>」ってなります(笑)
で、一度組み込んで きちんと露出計が動いているか確認して
絞り羽根を清掃してから、もう一度確認したら
また露出計の動きが鈍くなってる。
もう一度 父は先ほどの工程を繰り返し
また違う箇所に途切れたところがあったようで
再度半田で繋ぎました。
あんな大きな手で、あんな細かい作業をするなんて神業です^^;
でも時計の修理職人さんなんて、もっと細かい作業ですもんね。
凄いです。超神業です!!

と、今日の日記は私の出番がありませんでしたが
絞り羽根とボディ・レンズ・ファインダーの清掃、
モルトの交換を終えて、復元致しました。
以前も日記に書いた記憶がありますが今回の露出計の修理も
父曰く「こんな修理の仕方してるとこ、もう無いと思うよ」と。
やはり本来はメーカーで部品の在庫があれば
露出計の核部分だけでなく、ファインダーと露出計が
一緒に付いている部分を ごっそり取り替えてしまうらしいです。
でも、部品の在庫が無いので父は原始的?な修理をしています。
まぁこれぞ、職人技だと思いますし
私もできるだけ沢山の技術を習得したいです^^

P1010582.JPG

このカメラの修理を依頼して下さったのは
私が住んでいるところからお近くのY様。
とても感じが良くて笑顔が素敵な女性の方でした(*^_^*)
明日…というかもう日付が変わっていますので今日ですね。
引き取りに来て頂けるそうです。
私指名のお客様で お持込みの方は初めてだったので
なんだか照れますね。でも桜が咲く前に間に合って良かった。。
是非とも春の撮影を楽しんで下さいね^^
今回も貴重な?修理内容を経験できました!!
有難うございました<(_ _)>

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posted by ユウ at 03:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | オリンパス

2008年03月19日

キヤノン デミEE17(Canon DemiEE17)修理【見積もり&実践編】

とってもあったかくなりましたね〜(^^)
冬の間は お休みをしていた、父のソフトボールが
先日の日曜日より再開されました。(その前の週も行ってたかな?)
父は私が生まれる日も日曜日だったので
草野球行ってたほどの野球バカ。もちろん立会いなし。
(ちなみに夏の日曜日は…
自分が野球して→テレビで野球中継→スポーツニュース という
魔の日曜日となります(-_-;))
きっともう少し前から野球してたらしいので
35年くらいやってるのかしら?
50歳前後まで軟式野球やってましたが
途中で監督になり、自分の出番が無くなって
それに物足りなくなり、シニアのソフトボールを始めました。。
一昨日は久々の活動再開なのにダブルヘッダー(◎o◎)
60歳ですので、みなさんの大事なカメラをお預かりしてますので、
くれぐれもケガのないように宜しくお願いします!!
と、こんなお話は おうちの中だけにしないといけませんね。

P1010542.JPG

本日は、先日初めて分解したのと全く同じキヤノン デミEE17!
1度分解してると、緊張もほぐれて鼻唄まじりになりながら
(いや、鼻唄うたう余裕までは無いですね^^;)
いざ、分解♪と思って、革を剥がしにかかります。
がっ!革が硬い。堅い。固い!!!PEN-Dなんかよりも
とんでもなくかた〜〜〜い!!!!
初デミさんは お客様が剥がしてくれていたので
私は全く剥がしていなかったんですね。
でも、その剥がれた革が『カパッ』っと綺麗な形だったんで
てっきりカパッと剥がれるのかな〜って思っていたんですよ。
とんでもない…史上最強に剥がれない革なんです。
数十分かけて剥がした後、
ずっと右手の親指がジンジンしてました(+_+)

P1010548.JPG

とまぁ、難関?をなんとかくぐりぬけて現れた、
上下に分かれているカバー。
前回は下だったかな?が、自分で取れなかったんですけど
なんとかコツをつかみ、外すことができました(^^ゞ
って、こんなことイチイチ報告してちゃだめですね。
このお客様はシャッター不良が原因で巻き上げが
できなくなってる状態でした。
画像を見てもらうと分かると思いますが
シャッター羽根と土台が油で粘っています。

やはり、分解していくのは あまり難しく感じません。
シャッター羽根と絞り羽根を清掃して
組むのも随分慣れました。組む速さもUPしたと思います。
しかし しかし しかし…
絞り羽根を組みフタをして、シャッター羽根を組み、
そのユニットを合体させるのが分からない〜(>_<)
3箇所ぐらいですかね…細い針金が出ていて
それを無理矢理入れて後からピンセットで どこかに掛け直すのか
入れる時に針金がプラプラしてちゃいけないのか
両手に部品を持って、お地蔵さんのように固まってしまいます。。
もっと経験を積まないと覚え方のコツすら掴めませんね。

P1010573.JPG

で、指導を受けてシャッター部分を復元したあと
お客様からご指摘は有りませんでしたが
露出計が動いてないようでしたので、
父が動くかどうか確認してみるとのこと。
電池ボックスが液漏れで軽く錆びていたので清掃し
その電池ボックスを繋いでいるリード線も傷んでいたので
新しい物と交換後、父が何やら色々と確認してくれましたが
どうも露出計の核となる部分自体がダメになってるとの事で
露出計は使えないらしいです。。
マニュアルでは使えるみたいですけど、
やはり無いよりは有る方が撮影しやすいでしょうし
なんとかしてあげられたらな…と思うんですが
部品交換となると在庫がないんですよね(*_*)
でも、カメラに詳しくなってくると
車に乗る人じゃないですけど、「オートマよりミッション!」
って感じでマニュアルで撮る方が好きになるんでしょうかね?
(ほとんどの方がそんな感じだったら、すみません。。)

P1010567.JPG

あとは、結構ファインダーが汚れていたので
手前の2枚重なっているガラスを1枚外して
内側もきちんと拭きました^^
接着剤がきちんと止まっていて外れない時もあるらしいんですが
今回は外すことができて良かったです!!
そのほか、ボディの清掃等を行い修理完了。
やはり1度間違えてたところは重点的に覚えていて
絞り羽根を動かすためのリング?なんかは
なかなか良い感じで復元できたんですが
強敵は あのシャッター部分ですね。次回頑張ります^^

もうすぐ娘も3学期が終わり、来月には3年生。
桜の花びら、あたたかい光、芽吹く緑、
ファインダーから色んな“春”が溢れますように♪
今回も沢山勉強になりました。H様、有難うございました<(_ _)>

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posted by ユウ at 01:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | キヤノン

2008年03月15日

オリンパスPEN-EE 2(OLYMPUS PEN-EE 2)【お見積り&修理編】

先日、以前より何度か修理の依頼をして頂いているお客様から
仮見積りをすること無く、父宛に1台のカメラが届きました。
N&G(ニューマンガーディア) というイギリスメーカーの
ベビーシビルというカメラです。(ネットで調べました)
カメラが届いたハズなのに、形がカメラっぽくなくて
小さめのお弁当箱のような形なんです。
もちろん、父も初対面だったようで
「お〜」とか「ほ〜」とか言いながら
そのお弁当箱っぽいカメラを広げると
1番面積の広い部分から、蛇腹が伸びて
いつのまにか、カメラらしくなってました^^
1912年発売のカメラとのことで、
およそ100年前のカメラみたいです(・o・)
修理実績もなく、仮見積りのお値段も聞かずに
送ってきてくださっているのは、父の腕を認めているのと
YCSに信頼があってのことだと思いますので
是非とも父には きちんと動くように直してもらいたいですね!!

P1010519.JPG

本日は、もう既に お客様の元へ返送したカメラですが
(すみません、修理完了時期と日記を書くタイミングが
 かなりズレてきました(>_<))
オリンパスPEN-EE 2 の模様をお伝えします(^^)v
近頃PENシリーズが多くて どれがどれだか
分からなくなってきていますが
3月7日にUPしました、PEN-EE Sと構造がほぼ同じだったので
忘れないうちにカメラを修理することができて
とても良い勉強&復習になりました^^

まずはフィルムカウンターの故障から。
全く動かないんじゃなくて、戻ることは戻るんですが
1番前のSのところまで戻らず、途中で止まってしまうんですね。
で、カウンターの部分を分解し黒い歯車の軸に
薬品を垂らしてグルグル回し、汚れが取れたら部品を復元して
きちんと戻るか確認。…でも戻らない。
結局、父が黒い歯車の『かしめ』を外して
歯車が固定されていた軸を少しヤスリで削りました。
プラスチックの黒い歯車か、金属の軸のどちらかが
どうも膨張してたようで、動きが鈍くなっていたようです。
父に聞いた時「膨張?!?!?!」と不思議な感じがしましたけど
そういうこともあるそうで。。
このあと、父がもういちど歯車を かしめて復元し
チェックすると、カウンターは きちんと戻るようになってました!!

P1010521.JPG

次は露出計。お客様のお問い合わせでは
『セレンが劣化しているかもしれない』とのことでしたが
父が分解前に露出計の上のところに ちゃんと反応するか
調べるもので確認すると、セレンの問題じゃなかったようで^^
セレンが劣化していると交換部品が無いので
以前UPした日記のPEN-Dのように、修理したくても
できないんです(+_+)そういう時は少し歯痒いですよね。
でも、このEE 2は他の原因だったようで…良かった。
これもEE機構部が こないだのEE Sと同じなので
頑張って思い出しながら清掃していきます。

P1010529.JPG

分解して部品がバラバラの写真を撮り忘れましたが
きちんと全て部品を外して、清掃し復元しております。
ただ、復元して直っているか確認すると暗い所でも
シャッターが切れてしまう…直ってない。
そこで父が上の方から赤ベロの部分辺りを覗き
ほんの少し部品を曲げます。
露出計不良の原因はEE機構部の汚れではなく
(部品の説明が文章で巧く表現できなくて申し訳ないですが)
赤ベロが出て、シャッターが切れないようにする部分が
歪んでいたのかズレていたのかして、きちんとした位置では
なかったようなんです。
同じ故障箇所でも、ほんと色んなパターンの修理方法があって
覚えることが山ほどありますね^^;

P1010533.JPG

このあと、ファインダーの内側にある黒い枠を外し
綺麗に清掃して終了です。
あ、絞り羽根が少し汚れていましたし、シャッター羽根も
分解清掃しましたよ☆
大して汚れていなくても、そのうち粘ってくる可能性もありますし
分解清掃させてもらうと かなり勉強になるので一石二鳥です(^^ゞ
本当に、私指名で修理を依頼して下さるお客様には
心から感謝です。Kさん、有難うございます<(_ _)>
(もちろん、私指名じゃないお客様にも感謝していますよ^^)

実は既にKさんから喜びのコメントを頂いておりまして、
「あ〜きっとニコニコしてはるんやろなぁ〜
 良かったわぁ〜嬉しいなぁ〜(*^_^*)」と
シアワセを おすそ分けして頂きました♪
ぜひぜひ、春の薫りがする写真を沢山撮って
更に幸せ気分をパワーアップさせて下さいね!!

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posted by ユウ at 02:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | オリンパス

2008年03月11日

ペンタックス SV(PENTAX SV)修理【2台実践編】

先日UPしたキヤノンデミと同じお客様が
同時にペンタックスSVを2台も送って下さいました。
今までで1番たくさん分解している機種ですし
これは腕の見せ所です!(自意識過剰も甚だしい(^^ゞ)

どちらもシャッター不良だったんですが
1台は完全にシャッター幕のリボンが切れており
もう1台もリボンが弱っていたようなので
随分前にも日記で書きましたが
幕の『かしめ』を外し、新しいものを作っていきます。

P1010450.JPG

あまりアップで見られると、工具の古さがバレてしまいますが
是非画像を拡大し確認して下さい^^
まず、『かしめ』を外すには金具を留めてある銀色の部分の
大きい方を下、小さい方を上にして(微妙な違いです)
たくさん穴が開いている工具の上に幕を固定し
穴が大きすぎず小さすぎないものを選んで
クギのようなもので押さえ、上から小さいカナヅチで軽く叩きます。
(この時、強く叩き過ぎると金具の穴が潰れてしまうのでご注意を)

今回は2台の後幕・前幕すべての『かしめ』を外し、新しいポッチ
(再度かしめる為、アルミをやすりで削って三角すいにしたもの)
を作ったので、何度も同じ作業をすることができ
良い復習になりました!!全部で8つ(^^)v
初めてこのポッチ作りをした時の苦い思い出がよみがえります。
そう、時間が掛かりながら やっとのことで作ったポッチを
ピンセットで挟みながら最後の仕上げをしていて
「プチッ」っとどこかへ飛ばしてしまい、結局みつけられず
落胆しながら もう一度作り直しました。

P1010453B.JPG

しかし、今回は違います。近頃はカメラの神様か
分解の神様か、はたまた職人の神様か分りませんが
私に舞い降りてくるのです。
このSVのポッチ作りをしている時も3回か4回だったでしょうか。
さきほど書いたのと同じような出来事がありました。
「プチッ」「プチッ」とピンセットで摘まむと
飛ばしてしまうのです。
1度目は「あちゃ〜ヤバいなぁ〜また作り直さなあかんかな〜」
なんて焦っていますが、薄い水色のじゅうたんの上に落ちた
2,3ミリほどのポッチを見つけることが出来ると
2度目3度目なんかは何故か余裕で見つけてしまうのです(◎o◎)
じゅうたんとポッチは似た系統の色ですので、
恐らく飛ばしてしまうと見つけられないのですが
3回は じゅうたんの上、1回は飛ばしたポッチが顔に当たって
「もしかして…」と思いながら探したエプロンの内側で
見事に見つけました。ビックリです。ミラコーです。
自慢することでは無いですけど、
これは誰かが見つけてくれているとしか思えません^^;

P1010455.JPG

今回も幕の軸に油を注してシャッターを何度か切っていたんですが
シャッター幕やミラーの音は「すちゃたん、すちゃたん」
という私でも分かるような少し歯切れの悪い音。
父が「かしてみ」というと、チャチャっと油を注し直して
「シュパン!シュパン!…はい!こんな感じ!」
油を注すだけなのに…なぜだ…くやしい(-_-;)

シャッタースピードは向かって右側の軸の下にある
歯車を回し、幕の調整を行います。
これも分解当初は全く訳わかってなかったですけど
やっと大体分かるようになりました。
でもまだ完璧では ありません。。頑張ります(>_<)
ファインダーやボディの清掃とモルトの交換を終え
今回は1台の裏ブタの開き方が堅かったので
根元部分に油を注して、開いて閉じて開いて閉じて運動。
こういうところも何故か動きが悪くなっちゃうんですね。
勉強になりました^^

P1010447C.JPG

このSV2台のうちの1つは
リボンが切れてから20年間、全く動いてなかったそうですが
このたび、無事 息を吹き返しました^^
そろそろ暖かくなるようですので
ぜひぜひ色んなところへ出かけて
心も体もリフレッシュできるような
そんな1枚が撮れることを祈っています☆
また、たくさんのカメラを修理依頼して頂いて
初めてデミも分解できましたし とても勉強になりました。
有難うございました(^o^)

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posted by ユウ at 01:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | アサヒペンタックス

2008年03月09日

キヤノン デミEE17(Canon DemiEE17)修理【実践編】

昨日も父とスーパードライブ!
なんとご近所しか走ったことのない私が
バカデカイ道(私には3車線以上あればバカデカイ道になります)
を走って参りました…
一番右から真ん中、一番左の車線まで
シュパ〜〜っと車線変更するの怖かった〜(笑)
更に!セルフガソリンスタンドも初体験!!
普通の従業員付きスタンドも1回か2回しか行ったことの無い
私からしたら、あんな光景は異次元の世界。
土曜日で『ちょいやすタイム』?だったからか
結構給油スペースの箇所が多いスタンドなのに
車が列を作って待っている…スタンドを出る車も列を作ってる…

          すげえ(・o・)

ガソリンの入れ方を教えて貰ったら超カンタン!
もちろん、ガソリンなので扱いには充分注意しないといけませんが
あれは なかなか楽しいもんですね〜^^
おっとっと。話がそれすぎました。
今日はキヤノン デミEE17の修理実践編です。
さきほど お見積り編を読み返すと
『後日ペンタックスSVの見積り編もUPしますね!』なんて
書いておきながら…すっかり忘れておりました…ごめんなさい。
忘れていたというか、UPした気でおりました。ボケボケです^^;

P1010423.JPG

え〜早速ですが、絞り羽根のお掃除から。
羽根は確かほとんど粘っていなかったんですけど
ここまで分解したら もちろんバラしてお掃除。
デミの絞り羽根は4枚ですので、まだ少ない方だと思うんですが
なかなかクセモノさんでございます。
羽根を組むのも上に被せる黒い板の穴の位置を
大体予測しながらの方が良いですね。
って私は何にも考えず“開放の状態ってこの辺かな〜”なんて
感じで組んでたので、フタをした時にポッチと穴の位置が
全然合わなくて何度もやり直しました…(^^ゞ
詳しく説明すると、この黒い板の横に
絞り羽根を開けたり閉じたりする
短い棒状の部品がつく部分が少し飛び出ていて
そこを斜めにしながら空洞の部分に入れて尚且つ
羽根のポッチと穴を合わせるように組み込む…
文章読んでるだけでイライラしちゃいそうですね〜(-_-;)
で、金色の板をセットして動作確認。シャカシャカ。OK!

このあと、シャッター羽根の掃除をして羽根を土台に組んでから
絞り羽根を組み込んだものと合体させるんですけど
以前の見積り編にも書きました通り、横にチロチロ飛び出してる
細い針金をどうしていいのか分らない…
今頃言っても遅いんですけど、こういう復元するのが
多少複雑な部分は外す前に よ〜く観察しておかないといけない。
でも初めて分解するカメラは父が説明しながら外してくれるので
しっかり見てないんですよね。
ですから この時も結局 父に復元してもらいました。
「父親が師匠だからって、甘えすぎじゃござんせんか?」
はい、その通りです…普通の会社だったら
(いや、普通の会社だったら逆にマニュアルとか研修があって
教えてくれるのかしら?でも技術職ってどうなのかしら?)
もっと ほったらかしなのかな〜…でも変なことして
部品がえらいことになったら…なんてビビりながら
すぐ父に聞いてしまいます。全国の修業中職人のみなさん、
私はまだまだヘタレ職人です。ごめんなさい<(_ _)>

P1010428.JPG

あとは ひたすら並べられている部品の清掃です。
今回珍しいと思ったのは、裏ブタ側から取ったレンズの
グリスが劣化していたので交換したこと。
(外す時も かなり力を入れてカニ目を回します)
それから、ミスったのは絞りの数値を定めるリング?
を止める為の金色のお花みたいな輪っかがあるんですけど
それも限界まで締めるんだと思っていたら
締めすぎるとリングが固くて回りにくいらしく。。
これも分解する前に どれぐらいの固さでリングが回っているか
確認しておいて、復元する時も同じぐらいの感覚で
回るように金色の輪っかを締めなさいとのこと。

最後に裏ブタのファインダー周りが当たる部分に
まある〜くモルトを貼って、裏ブタの閉まり方が堅かったので
いつものように横の革を剥がして、グリスを塗ろう!と
革を剥がし始めたものの…うぬぅ、剥がれない!!
この部分の革は上下0.5cmぐらい剥がせばネジが現れるんですけど
そこまでいくのに かなり苦心しました(>_<)
こんなところで やられるとは…と思っていましたが
この後、別のお客様のキヤノン デミを分解して
ボディの革が とんでもなく恐ろしいものだったことを
思い知らされます。乞うご期待(*_*)

P1010434.JPG

今回初めてデミを修理することもあり余裕が無かったのか
修理実践編の写真をほとんど撮っていなかったので
父が横で分解していた『EOS 1000S』の画像でお楽しみ下さい☆
私はリード線の数が怖くてマジマジと見ることができません(笑)
ではでは明日こそSVの更新をします(^^)v

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posted by ユウ at 02:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | キヤノン

2008年03月07日

オリンパスPEN-EE S(OLYMPUS PEN-EE S)【お見積り&修理編】

毎週水曜日の午前中は各カメラメーカーさんへ
部品を取りに行ったり、昔からのお得意様のお店へ
修理依頼品の集配をしたりするんですが
3月から私にも車に同乗させて、道を覚えて
そのうち一人で集配に行けとのことで…
とりあえず挨拶回りに行きました。

P1010498.JPG

私は家の近所ぐらいしか車の運転をしないペーパードライバー。
不安になりながら、懸命に道を覚えようとします。
まず、江坂のメーカー(リコー)へ行って、
大阪市内、布施、小坂、八戸ノ里、徳庵、野崎、と
回ったんですけど、父は大きな道路は混むから
裏道ばかりを通るんです。覚えられるかぁぁぁぁ(;>_<)
(ローカルな話題ですみません)
川沿い横の細道に2回ほど『速度落とせ』って
わざわざ道路に書いてあっても、ワゴンRは爆音で暴走。
とても60歳とは思えないハンドルさばき。
お父様、ほんとにそのうち事故起こすかもしれないので
もっと穏やかな運転でお願いします(-_-;)

P1010499.JPG

と、結局 道は全く覚えられず
当分は父→助手席、私→運転で道を覚えることになりそうです。
しかし大阪のオジサマは みなさん気さくですよね。
名刺を渡すと、「お?娘さん?
社長(集配せんようなったら)運動不足になるで〜!」とか
「おろ?社長、若い奥さんもろたん?よろしいな〜!!」とか
おきまりギャグ満載で…(笑)

はい、今日は前置きが大変長くなりました。
オリンパスPEN-EE S、さきほど確認しましたら
やはり初分解でございました。
今回、露出計不良とモルト交換の御依頼でしたが
どうもシャッターの動きが悪いとの事で
いつものごとく、シャッター羽根&絞り羽根の
清掃から開始しました。
シャッター羽根は左右の羽根の重ね方さえ
間違えなければ大丈夫なんですが
絞り羽根が、少し難関。(あくまで私レベルの価値観です)
羽根を土台から取り出す時は板の外に飛び出している部分を
キュっと引っ込めてあげて、そ〜っと取り出します。
そ〜っとするのは板の下に小さなワッシャ(輪っか)が
3つあるからなんです。
これを組みこむ時は、もっと慎重にしないと
ワッシャが何度もズレるんですよね。
でも先日の爆発寸前絞り羽根の組み込みと比べれば
のーぷろぶれむ(^^ゞ

P1010500.JPG

それから、EE機構部?という露出計に指令を出す部分の清掃。
いわゆる赤ベロを出して?シャッターを切れないようにする…とか
その部分ですね。
PENシリーズは露出計の不良が多いんですけど
前回のPEN-Dは何故か ほとんど正常に動かないものが多く
(針が振るのに、正常でないタイプ)確かセレン板が劣化していて
直せないみたいで。でも今回のEE-Sや、後日UP予定のEE-2なんかは
このEE機構部の動きが悪くて露出計が作動不良を起こしていた
パターンみたいです。
(しかしこのEE-SはASA200でしか正常でないようで。。)
で、このEE機構部は御覧の通り、分解した順番に
整列させておかないとアウトです。
横一列に並んでる部品達を清掃し、
部品が重なる軸付近を鉛筆ガシガシ。
長い棒と上部のネジ2つ&横移動する部品を先につけてから
整列くん達を1つ1つ重ねてゆきます。
でも赤ベロのついている部品の角度が怪しい。
たまたま日記用に撮っていた画像を見ると全然違う!
初めて分解する方なんかは、デジカメで写しておくのが正解ですね^^;

このあと、父が正常な動きをしているかどうか
色々説明してくれるんですけど この辺が まだまだ弱い部分…
『私の趣味が写真撮影で、撮影の知識が元々備わっていたらなぁ』と
つくづく思います。
それと、確かこのEE-Sだったと思うんですけど
レンズの距離計が合ってるかどうかを調整するのが難しい。。
裏ブタを開けたまんまで、真ん中にガラス付きのルーペ?
を固定し、シャッターを切って羽根を開けたまま
∞で二重像が1つになるように前のレンズを回せ…できましぇん。
もうカメラとルーペをどう持って良いか…このレベルから始まり
シャッターを切ったままの手とレンズを回す手がプルプル…。
また次回頑張ります。(もちろんこの時は父が調整しました)

P1010505.JPG

このカメラの持ち主は女性の方ですが、
『カメラが戻ってくるまでに、使い方を予習しておきます!』
と仰ってましたので、久しぶりに使われるか
初めて使われるのでしょうね^^
普段の生活に無かった、“フィルムカメラで写真を撮ること”によって
ワクワク・ドキドキが増えたりなんかすると嬉しいですし
被写体をじっくり探すことなんかも楽しんで頂きたいです!!
大阪は そろそろ暖かくなるようですが
Tさんの地域は如何でしょうか。
春から新しいことを始めるだけでウキウキしますね☆
EE-Sの初分解に御協力頂きまして、有難うございました(^o^)
今後とも、このブログ共々宜しくお願い致します!!

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posted by ユウ at 02:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | オリンパス

2008年03月04日

オリンパスPEN-D(OLYMPUS PEN-D)【お見積り&修理編A】

みなさん、こんばんは^^
先日の日記に「続きは明日更新しますね!」なんて
書いておきながら、明後日になってしまいました(>_<)
さぁ、今日は余計な話などせず、先日のPEN-Dの続きを!!

というか、こないだの日記に書き忘れましたけど
PEN-Dって革の接着剤がビタっと くっついていて
普段剥がす革の何倍も剥がれにくいんです。。
たまたまなのかな〜とか、私のテクニックの問題なのかな〜とか
考えてたんですけど、やっぱり父に訊ねたら
「その時代の接着剤は剥がれにくい」らしい…なんでや?(*_*)
更に、このPEN-Dの数日後にPEN-EESを分解することが
あったんですけど、EESさんも革が剥がれにくかったです。。
(PEN-DとEESの時代が近いのかは未確認でございます)

P1010486.JPG


さて、前回の続きから説明しますと
シャッターユニット部分を復元し、革を貼らない手前ぐらいまで
元に戻してから今日のメインである巻き上げの修理へ。
巻き上げの歯車中心にあるネジは逆ネジ、すぐ横は順ネジです。
歯車自体も もちろん清掃しますが
その歯車の左下あたりに敷き詰められている部品達を
しっかり清掃してやらないといけません。
今、画像を見たら金色の歯車の近くにある2つの部品だけですが
清掃して、いざ取り付けようとすると
元々どういう風に付いていたのか全然思い出せなくて…
1つの方は駆動するタイプですし、
もう1つは端の方に どこかへ引っ掛けるバネが付いてますよね。
こういう“よう考えろよ〜”って部品が言ってそうな
部品に遭遇すると…必ずたじろぎます(笑)

P1010487.JPG

それと、黒い歯車の左横に置いてある
銀色の方の部品って裏表どっちかな…って思いながら
たぶんどっちゃでも良いパターンやろ♪なんて感じで
ちゃちゃっと復元し、巻き上げたらフィルム1枚分で
巻き上げが止まらない〜(・o・)
父には速攻で「この部品が裏表逆!!」と見破られました(-_-;)
付け間違ったのは、他にもございまして…
スプロケット?の軸の下に付いている凸型の部品も上下逆。
これまでにも、初期の頃にはペンタプリズムを
前後逆に付けてみたりと、カメラに関して超無知な
私を象徴するような とんでもない間違い方を
したことがあったんですが、付け方の間違いと言えば…
このPEN-Dで究極の間違いを犯してしまいました。

P1010488.JPG

巻き上げ部分の復元をし、上部カバー&ファインダーの清掃や
ボディと底ブタのモルトを交換して
(PEN-Dの底ブタモルトはカットするのが難しい。。)
もうほとんど全ての復元を終えようとしていた時、
巻き戻しクランク?の横に普段見慣れない小さな筒がありました。
最近分解したカメラには小さな筒なんてなかったのと
試しに付けてみたのが上に飛び出る形だったんですけど
スポっと上手いこと納まったのもあり
(落ち着いて考えれば分かったことなんですけど
最後の最後で脳みそメモリーがパンパンだった為
思考回路がおかしくなっていた模様です)
本来、下向きに取り付けなければいけない筒を
思いっきり逆向きに付けていたんですね。
で、長い方の軸を取り付けようとして
なんかおかしいなぁ…もしかして付け方間違ってる?
と父に見せると
「うん、間違ってる。逆逆。
 お父さんには、あれに見えるわ。
 こないだテレビでやってた“犬神家の一族”の一場面、
 池の中から死体の足が逆さまに飛び出てる、あんな感じ。」

       キヤ〜〜〜\(◎o◎)/

お父様、そんな怖い比喩は いらないっす。
いいえ、怖くないです。
爆笑もせずにフツ〜な感じで言ってのける父が
おもしろすぎて、今でも思い出し笑いを浮かべてしまいます(笑)
だって〜…思考回路が鈍ってる頭では
見慣れない部品をじっくり落ち着いてどう付けるかなんて
考えられなかったんです〜…と一応言い訳(^^ゞ

P1010493.JPG

というわけで、これだけスゴイ間違いばかりを犯しましたから
PEN-Dの分解&復元は随分進歩したと思います!!
今回修理を依頼してくださった、3名のみなさん。
御協力頂き、有難うございました<(_ _)>
来月初旬ごろは桜も綺麗でしょうし、緑が映える時期ですよね。
春爛漫な1枚と出逢えますように(^^)v

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posted by ユウ at 02:19 | Comment(4) | TrackBack(0) | オリンパス

2008年03月02日

オリンパスPEN-D(OLYMPUS PEN-D)【お見積り&修理編@】

御無沙汰しすぎて、いつのまにか3月になっておりました!!
3月という響きで なんとなく“春”が近付いてきている、
そんな気がしますね(^^)

さて、本日は半年ぶりに御対面となりました
オリンパスPEN-D。以前に書いた日記を確認したら
タイトルが『【超うろ覚えPEN-D】』となっており
やっぱり…と納得。上部カバーを見つめても
ほとんど分解した思い出が よみがえってきません(-_-;)
不安ながらも、ビビっていては いつまでも
覚えられない!!と気合入れて臨みました。

P1010467.JPG

で、このPEN-Dは同じ時期に3名のお客様が
私の指名でカメラを送ってきて下さったので
予習・復習・最終試験までさせて頂ける〜なんて
喜んでいたんですけど、修理完了の御連絡予定までに
かなり期日が迫っていたのもあり、
父がお手本として、横で2台のPEN-Dを
修理してしまいました…私は てっきり1台だけ
修理してるもんだと思ってたんですけど
いつのまにっ(◎o◎)って感じです。。
(ま、当たり前っちゃ当たり前なんですけどね)

ですので、今回は埼玉県のYさんに御協力頂いた
PEN-Dの模様をお届け致します!
山口県のSさん、三重県のYさん、
せっかく御協力頂いたのに、活用できなくて
大変申し訳ないです…今後は今回みたいに
勉強できる機会を逃さないよう、もっとペースUPして
頑張りますので、今後とも宜しくお願い致します<(_ _)>

P1010473.JPG

さてさて分解のご報告ですが、
今回も「え(・o・)、あ(@_@;)、ぐぉ(ToT)」な
出来事が てんこもり!!(もちろんカメラに支障なしです)
そして、いつもながらこの裏ブタと底部分が
ガバっと外れるタイプのPEN様には悩まされてしまいます^^;
↑未だにこんなことを書いていたら、お客様は
かなり不安に思いますよね…スミマセン。
巻き戻し軸のネジを取ってからクランク(←名前曖昧です)
を外すのは覚えていましたが、フイルムカウンターのカニ目は
カウンターが回らなくなる限界になるまで回転させないと
外せないことは覚えておりませんでした。
今回で外し方と逆ネジもしっかり覚えました^^

デスクの上に、たっぷり部品が広げられている画像を
見て頂くと分かるかと思いますが、
とりあえずシャッター羽根と絞り羽根のところへ行きつくまでに
(絞りは確か故障でなく、念のための清掃だったと思います)
これだけの分解をします。ですので、巻き上げ部分は
まだ分解していません。
私はPEN-Dって、かなり難しいというか覚えるのが
大変なカメラだと思ってたんですけど
父曰く「お父さんはコニカC35とかよりも簡単やと思うんやけど…」
とのこと。ど〜も納得いかないです(笑)

P1010474.JPG

以前、PEN-Dを分解した時は「ひえ〜分からん…分からん」って
感じだったんですけど、今回は「できるだけ覚えよう!」と
思って分解してるので やはり元の形を覚えながら分解したり
組み直す時の目印なんかを できるだけみつけるようにしました。
ポイントは もちろんシャッター羽根と絞り羽根の
復元&シャッター不良の原因であった部分の清掃です。
確か羽根の汚れも多少ありましたが、
大きな原因はシャッターユニットが組み込まれている
一番外枠に付いているレバーが汚れ等で動かなくなっていることで
綺麗に清掃し、枠とレバーが擦れる部分を鉛筆コートしてやれば
動きがスムーズに(^o^)

しかししかし…
絞り羽根を組むのに す〜んごい時間が掛かってしまいまして。。
ドーナツ型の輪っかに5本の筋タイプの穴が開いているところへ
羽根を1枚1枚組み込むんですが、その後に
太陽のイラストみたいな穴が開いてる板でフタをする形で
復元するんですね。で、羽根には表と裏に1つずつ
ポッチが出ていて、さきほどの筋タイプの端に裏のポッチを組み
表側のポッチにフタの穴を上手く入れないといけないんですけど
全然位置が合わないんです(*_*)
多少ズレていれば、針を使ってポッチを横へズラすんですけど
全く違うところにポッチがあるのでフタができない。。
この1年弱ほど、カメラの分解と復元をしていて
イライラすることなんて ほぼ無かったんですけど
この時は さすがにイライラしてしまいました(反省)
もう30分だったか1時間だったか忘れましたけど
かなり長い間、絞り羽根と格闘していて
「あと数回やって無理やったら、お父さんに頼もう…」と
弱気を吐きかけたその時!!やっとこ組めました…涙もんです(T-T)

P1010478.JPG

やっとの思いで絞り羽根を復元し、シャッター羽根は
比較的容易ですので、それも組み直して
シャッターユニットの中枢部分であるところ
(ドーナツ型のまわりに色々部品が付いてるとこです)
を取り付けようとすると、スローガバナー?(←名前曖昧です)を
外して、どこかを清掃するように言われたんですね。
で、父が指示した2つのネジを外し その部品を外そうとすると
崩れ落ちそうな感じで部品が外れたんですけど
私は その外れ方が正常か異常かが分からないので
なんとか元の形を崩さないように外したり組んだりしたんです。
でも父がそのあと歯車の速さを確認したら「おかしい」と呟きます。
ちょこっと横から覗くと「祐子、ここのネジ回さへんかったか?」
「え〜っと〜…確か お父さんに言われたとこしか
 回してないハズやけど…」と、父がもう一度分解すると
緩めては いけないネジが緩んでいて、それで部品が
崩れ落ちそうになって外れていたのと
あるべきバネが1つ無くなっているのを発見しました。
のちのちに お客様のメールを読み返してみると
お知り合いの方から譲り受けたもので、その方が
御自身で修理しようと1度分解したことがあると記載してありました。
もしかしたら、その時かな〜と思いますけど
もちろん私も父に聞かずに分解していれば
ありとあらゆるネジを外して えらいことになっているハズですし
私からすれば、分からないなりにチャレンジしているのが
凄いってもんです。
ちなみに、バネはストックしてある部品から
同じタイプの物を探して父が組んでくれました^^

と、ここまで書いて巻き上げ部分の修理報告まですると
とんでもない長さになりそうですので、
また明日続きを報告したいと思います☆お楽しみに(*^_^*)

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関連ページ≫カメラ シャッター 不良 鳴き
posted by ユウ at 03:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | オリンパス