11日の修行分を次の修行日(18日)までに
更新するつもりが、ついに…ついに…
サボってしまいました〜(*_*)すみません。。
でも、11日と18日は同じカメラだったので
今日は2日間分を書かせて頂きます。お許し下さい<(_ _)>
さて、本日もアサヒペンタックスSVの分解なのですが
タイトルにも書いてますように
今まで分解したSVさんの中で1番の長老です。
もちろんSVは かなり昔のカメラですので
どのSVさんも、それなりに年季が入っていたり
逆にとても綺麗に保管されていたりと
色んなパターンがありましたが
今回のSVさんは“長老”と名付けただけあって
外観の汚れや革の損傷・はがれ、下部カバーは
落下させてしまったのか歪んでおり
かなり痛々しい姿でした。。
ですが、そういったカメラをもう一度使いたい!
というお客様の為にも そして
長老自らが『ピカピカにしておくれ〜』と
叫んでいるような気がしたのもあり
ここから父と2日間奮闘するのであります。
まずいつものようにカメラ上部にあります、
部品達を分解していくのですが…
シャッタースピードを変えるダイヤルに付いている
ゴマみたいな小さいネジが3つあるのですが
そのうちの2つがサビていて回らない…
更に、トップカバーのファインダー付近のネジ1つも
サビていて回らない…
念の為、父にお願いしましたが やっぱり回らない。
という訳で このサビネジ3つとの闘いが始まります。
まず小さいネジ2つは先が針金ほどの細さで
ドリル状?になっている精密ドライバーを使い
サビているネジの上から少しずつ穴を開けていきます。
手作業で数十分でしょうか、その細いドライバーで
ネジの穴を貫通させたら
もう少し太めのドリル状ドライバーで
完全にネジの部分を取り除いてしまいます。
トップカバーの方のネジは精密ドライバーではなく
先が交換できる手動ドリル?みたいなもので
父がゴリゴリゴリゴリ穴を開けていきます。
後は上記の小さいネジと同じ作業なので省略しますが
父が穴を開けている間に私は各部品の清掃を行いました。
ビックリするほど汚れていたのが露出計のダイヤル部分。
塵とか埃の汚れではなく、推測ですが
砂とか泥のような汚れでした。
その他、上部カバーや前面のカバー・諸々の部品など
綺麗に拭いてあげると、長老が『気持ちええわ〜』って
言ってる様な気がしました(^^)v
この後、シャッターボタンが沈んだままになっていた
原因は上部カバーのシャッターボタンを囲っている部分が
サビている為だと分かったので棒状の細かいヤスリで
内側を優しく優しく擦ります。
で、いつものようにシャッター幕の軸にグリスを注入し
油を馴染ませる為に何度かシャッターを切り
この時は問題なくシャッター幕も作動していました。
しかし2日目の日に復元して、どこか他の部分の
チェックの為に巻き上げ&シャッターを切る動作を
何度か繰り返していたら…シャッター幕が
巻き上がってない感じでシャッターも下りない。。
明らかに おかしいので再度分解してみると…
(◎o◎)前幕のリボンが切れております。。
比較的シャッター幕が綺麗だったので
リボンや幕は替えなくて大丈夫だと思っていたのですが
やはりペンタックスSVは ほとんど劣化している様ですね。
数回前の修行でリボンや幕の交換をしたので
今回もするかな…と思っていましたが
時間が迫っていた為、父がチャチャっと作り
いつのまにか貼り付けていました。
それから、シャッター幕の調整をし
全て復元してからモルトを張り替えて
レンズも清掃し、完成です!
机の上には最初に見た長老の姿ではなく
温泉に入ってさっぱりしたような
ピカピカのSVさんが佇んでいました。
『このSVさんを見て、お客さんは驚いてくれるかなぁ?
喜んで使ってくれるかなぁ?』
そんな思いで いっぱいでした。
私が言うのも何ですが、ええ仕事やな…と思います(^^)
画像はSVさんではなく、
レチナVCというカメラです。
(SVは以前に何度か登場してるので
違うものを掲載しました)
余所の修理業者さんに修理をお願いされましたが
戻ってくるまでに2ヶ月掛かったにも関わらず
きちんと直ってなかった為、うちのホームページを
探して下さったお客様から御連絡を頂きました。
カメラが届いて3日目、(作業は その日1日で)
無事修理完了!お客様も心待ちにしているでしょうし
今回は特別に超特急で仕上げて返送しました。
こういう困っているお客様のお役に立てるような
技術を持っている父に只々脱帽です。
タグ:アサヒペンタックスSV
