2007年11月21日

コニカC35(Konica C35)修理【続・赤いコニカC35〜修理編〜】

先日、分解・見積もり決定後 依頼者のMさんよりP1010220.JPG
修理進行OKの御連絡を頂きましたので
早速本日、修理を行いました☆
ちなみに、タイトルは松田聖子さんの
『続・赤いスイートピー』のパクりです。
ファンの方、ごめんなさい<(_ _)>
でも中学の頃、よく聴いていたので許して下さい?????????i?????U?????j

では早速メインのシャッター不良から修理!!
シャッターユニットの右下にあったドラムの芯の細い穴や
ドラム本体、ドラムが付いている軸などを全て清掃し
青サビは まず部品を傷つけない程度に軽くサビを
削ってやって、それから薬品で拭き取り清掃します。

それからシャッター羽根自体が少し汚れていたので
シャッターユニットを裏返し、金色の丸い部品がありますよね?
それを外せばシャッター羽根が取り外せるので
根元に付いている「猫メガネ」を紛失しないよう、
また復元する順番を間違えないよう丁寧且つ迅速に
清掃致しました(^^)v

その後、レンズ・ファインダーの清掃を行い
初の電池室加工修理へ!!
先日の日記でもお知らせしましたが
電池室にある銀色の金具がリード線と共に
接着剤で無理矢理くっついた状態になっていたので
これを全て綺麗に取り除き、金具を固定します。
まずは父が縦横に4箇所、少しだけ穴を開け
その穴を小さな細いドリル?が付いた精密ドライバーで
貫通するまでグリグリと穴を開けていきます。
とりあえず穴が開いたら、細いドリルの兄貴みたいなP1010233.JPG
1回り太い先っちょのドライバーで、更にグリグリ。
穴をもう少し太くしていくんですね。
で、大量の予備ネジ皿から、似たような4つのプラスネジを探し
プラスとマイナスの電池接片金具を
十字架のように並べて取りつけ完了です♪
この電池室に取り付けるリード線が
新しく取り替えた線なので、収納されていた癖がなく
まっすぐに延びようとするので半田付けするのが
ちょっと難しかったですね^^;
ちなみに2本のリード線は父がチャチャっと
交換してしまいました。ご安心下さい(^o^)

このあと、8割がた復元していくんですが
途中でレンズの一番根元のリング?を装着しようとすると
父が「それ少し凹んでないか??」と訊くんです。
前から見ても横にしても私には分からなかったんですが…
父は木づちでトントントン…ほい、まっすぐなったよって。
私が「それって普通に使ってても歪むの?」と聞くと
「いや、カメラは何かしらの衝撃がないと
 普通に使ってるだけじゃ歪んだりせーへんよ」と(・o・)
それに、距離計をチェックしたところ、
動いていない事が発覚。これも勿論父上が確認しましたら
距離計の下に新しく付け替えたリード線を
接着剤で固定しているんですが
その位置がマズかったらしく、距離計が動いてなかったとのこと。。
たったそれだけのことで…ってビックリしましたけど
ほんと、カメラって“精密機械”だなぁ〜と改めて思いました。

それと、前回の日記ではモルトが劣化していたとP1010228.JPG
書きましたが劣化がヒドかったのではなく
少し貼り方がマズかったのか、裏ブタの開閉に
影響してそうだったので張り替えた方が良いだろうとの
事でした。というか、Mさんが御自身で貼られたか
叔父様が苦心して貼られていたのだったらごめんなさい。。
元々付いていたのが裏に粘着テープが付いているタイプの物
だったので、これでこのカメラのモルト交換を行うのは
非常に難しかったのではないかと思われます(+_+)

さぁ、最後にレンズ横の革を貼り付け!っとその前に。
ずっと気になっていたのが裏ブタの開閉。
モルトを交換してから、随分マシになったんですが
どうも巻き戻し軸の中に取りつけてある部品が
歪んでいるのでは無いかとの事で、普段は分解しないところを
分解しました。画像に映っている『3Dメガネ』みたいな
形の部品の上の部分を父が正確な角度に戻し
私が各部品の清掃とグリスの注入で復元しましたら、
ばっちりカシコイ裏ブタくんに変身していましたよ???i?`???L?j

というわけで、最後の難関である革の貼り付けに
少々時間が掛かりながらも、無事赤いコニカちゃんが
元気な姿になりました!!1日も早くその晴れ姿を
Mさんに見せてあげたいのですが
御旅行を楽しまれているようですので
もう少し こちらでお預かりしておきます(^^)

本当に今回もネット上で知り合ったMさんに
修理依頼をして頂いて、大変感謝しております。
今のところ、ペンタックスとオリンパスPENシリーズの
分解が多かったので、Mさんのカメラを
修理させて頂いて、今まで経験したことのない加工修理やP1010244.JPG
巻き戻し軸の仕組みも見れましたし
何より、貼りかえられた革を剥がすという
貴重な経験もさせて頂きました(◎o◎)
これは なかなかできないことだと思いますので
こんなひよっこの私に大事なカメラを預けて頂いた事を
とても感謝しています。有難うございました?????????i?V?????j
posted by ユウ at 00:49 | Comment(5) | TrackBack(0) | コニカ
この記事へのコメント
はじめまして、
私も分解を少し初めてみましたが
ここまでしっかりと分解したことはまだないです^^:
そこでちょっと質問なのですが、貼り革の貼付けは両面テープでしょうかそれとも専用の接着剤などがあるのでしょうか?
どうぞ宜しくお願いいたします^^
Posted by ガンモ at 2008年02月21日 10:06
ガンモさん>

はじめまして!こんばんは^^
御返事遅くなりました。。
書き込み有難うございます<(_ _)>

早速ご質問についてですが
貼り革の貼り付けは両面テープじゃなくて
接着剤ですよ!今まで革は全て接着剤、
モルトも95%接着剤で5%ぐらいテープ付きの
ものを使いました!!

ちなみに、接着剤は…ちょっと見てきます^^;
はい、お待たせ致しました☆
父が寝てますので値段は分かりませんが
コニシ株式会社さんの
『ボンド Gクリヤー (速乾)』という
透明の接着剤で、20mlです(^^)
きっと、値段は そんなに高くないと思います!!
(フタが白で本体?が水色です)

随分前の日記にも書きましたが
革を貼るポイントは、革にボンドをいっぱい
厚く付け過ぎないこと♪
(きっと貼りつけると、端の方から
ブニュ〜っと はみ出してしまうハズです…)
薄めに塗って、速乾といっても
そんなすぐにはパリパリになりませんので
数十秒〜1分ぐらい置いて貼り付けます。

ちなみに、ボンドを塗る道具は
先が斜めにカットされたマイナスドライバー(^^ゞ
もしも無ければ塗る回数が増えますが
つまようじでも充分塗れます!

ボンドはホームセンターとか大型カメラ店で
入手してるんじゃないでしょうか??
父に直接聞けなくてごめんなさい。。

なんだかこのブログで
初めてアドバイスらしきことが
できたような気がして、嬉しいです(^^)
Posted by ユウ at 2008年02月22日 01:50
いや〜、詳しくありがとうございました><
今迄ペンタックスを何台か分解修理してきましたが、
今回別機の貼り革をはがす作業が発生しまして、
今度貼付けるときにどしたもんだろ?と思って
困っておりました(TT)
感謝致します。
ネットを探していたら、テープという方法もでてきたんですが「不安」だったので質問させていただいのです。
これでバッチリ組み立てが進みそうです!
これからも是非参考にさせていただきます。
お互い分解しまくりましょ〜w
本当にありがとうございました☆
Posted by ガンモ at 2008年02月22日 12:18
ガンモさん>

いや〜喜んで頂いて、私も嬉しいです(^^)
こういった私の答えられる内容で良ければ
いつでもアドバイスさせて頂きますよ!!

両面テープで貼るのって、
逆に難しそうですよね(-_-;)
プロの修理屋でなくても
簡単に手軽に分解ができると、
みなさん御自分でメンテナンスをして
カメラを大事にされると思いますし
メンテナンス料金も安く済むでしょうしね♪

ちなみに、さきほど父に確認しましたら
ボンドは百円台だったそうですよ^^;
また是非いらしてくださいね〜\(^o^)/
Posted by ユウ at 2008年02月22日 19:15
ありがとうございます。
至れり尽くせりで(TT)
お父様にもよろしくお伝えください☆
Posted by ガンモ at 2008年02月23日 10:12
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