2008年02月25日

Super Takumar 1:1.8/55 修理〜実践編〜

今日は寒かったので、コタツに こもりっきりでした。
窓から雪がチラつくのを見ましたが、
思っていたほど降らなかったですね(^^)v

本日は昨日の予告通り、
ペンタックスSPに付いていたレンズの修理です。
このレンズはお客様のご希望でなかった為
父が「ほんの少しやけど、絞りの動きが悪いから」と
お客様に修理の可否をお伺いして、修理することになったものです。

P1010459.JPG

レンズの修理は かなり久しぶりで
ま〜ほとんど分解方法を覚えていませんでした(-_-;)
最初のレンズ名が書いてあるリングをメガホン型のゴムで外し
そのすぐ下のレンズのカニ目を回して
それで固まってしまいます…(>_<)
昨日書いたように、分解するのは基本的に難しくないですし
レンズですから そんなに構造も複雑じゃないんですけど
外さなくて良いところなのか、外して良いところなのか
それすら分からない。。
で、このレンズを分解してた時、
父はすぐ横のデスクに居なくて、別室に居たんですね。
ですから、何度も聞きに行きましたよ。。

P1010462.JPG

とりあえず、絞り羽根のところまで到達し
羽根の清掃と金具を清掃して
終わった〜と思ったら、まだもう1つ下の
絞り羽根を動かしてる仕組みの内側の部品も
外さないといけなかったらしく、
その部品を外す為のゴマネジを3つ外したのに
部品が取れそうで取れない。悩んだ挙句、父に聞くと
筒を持って逆さまにし、反対の手のひらに叩きつけて
『ポンッ』っと取り出しました。
そんな方法…分かるかいな(・o・)

で、取り出した部品の清掃と鉛筆コートを終え、さぁ復元。
今回は まぁまぁの速さで絞り羽根は元に戻せました。
でも羽根を動かす為のレバーのようなものが
(ネジ穴に遊びがあるタイプなので)ネジを止めにくく
「これで合ってるのかなぁ?」って感じで止めていたんですが
案の定、最終確認をすると これが原因で絞り羽根の閉じる割合が
おかしくなってたんですねぇ。。
このネジの止め方がおかしいからっていう原因を探るのも
父が「う〜ん…」と唸りながら考えていたので
きっと滅多に やらかさないミスだったんでしょうか(*_*)
画像を見てもらえれば分かるかと思いますが
F字型っぽい部品の穴は少し横長の“だ円形”になっており
本来なら左寄り(だったと思います)にネジを止めれば
羽根が最後まで閉じるんですが
たまたま私は右寄りにネジを止めていて
それで、羽根の閉じ方が浅かったようなんですね。

P1010460.JPG

あと、内側の筒を外す際に外側と内側の筒に
元々の位置がどこだったか分かるような「しるし」を
するんですけど、それをせずに外してしまったので
一番絞る位置と一番開放になる位置を いちいち確認しながら、
復元しないといけなくなってしまったんです。
(きちんと「しるし」を付けていなくても
 もちろん調整は可能なんですが、「しるし」を
 付けていれば、時間を掛けずに済むんですね)

とまぁ、ダメダメな1日だったわけですが
でもやはり間違いがあるほど、印象深く残っていると思いますし
今後また同じ系統のレンズを修理する時は
きっと今回のことを思い出すハズです。
ペンタックスSPの修理も、レンズの修理も
久しぶりで色々と勉強になりました。S様、有難うございました!!
進行の御連絡より約1週間ほどで完了との御返事をしてましたが
少し、過ぎてしまい申し訳ありませんm(_ _)m
本日、午前中にはメールでご連絡させて頂きます(^o^)
本当に有難うございました☆

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関連ページ≫カメラ 絞り 補正
posted by ユウ at 13:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ

2007年10月13日

SMCタクマー200mmF4.0修理【☆初指名修理☆】

徳島県のお客様より『鳴門金時』をケースで送って頂き
トースターで2,30分ほど焼いて食べましたが
ホクホク&程よい甘み!とっても美味しかったです?????????i?V?????j
やはり蒸すより焼く方が美味しいですね♪
次は どんな食べ方をしようかなぁ(^^)

さて、秋の味覚を満喫したお話もそこそこにP1010105.JPG
今日は11日にレンズのカビ取りをしたお話を!!
タイトルにもありますように、このレンズは
父ではなく、私に修理をお願いしてくれたお客様のものです。
ある意味危険を顧みず?
私に修理依頼の御指名をして下さったのは…
ミクシィで知り合った関東にお住まいの男性です。

送って頂いたレンズは、外観がとても綺麗で傷1つ見当たりません。
ですので取扱いには いつも以上に緊張?????????i?????U?????j
で、カビの方はと言いますと…後玉の外側・内側に
蜘蛛の巣状のカビがびっしり\(◎o◎)/
(びっしり付いていたカビの画像は撮り忘れました。。)
あと、中玉も画像を見て頂いたら分かると思いますが
レンズ面積の半分ぐらいでしょうか?
同じようなカビが生えておりました。

さぁ、分解しよう!と気合を入れたその時、
私の手にあったレンズをヒョイっと父が取り上げ
キュッキュッとカニ目を回したのかカニ目じゃないのか
それすらも分らぬままハイっと後玉を分解してしまいました?_?b?V???i?????o???????j
全・部・自・分・で・し・た・か・っ・た・の・に・ぃ・〜(+_+)
まぁまぁまぁまぁ、父は私が手を滑らせて
レンズに傷をつけては いけないと思ったのでしょうね。P1010107.JPG

なかなか手強そうなカビで、いつもの薬品では
簡単に取れそうにありません。
どうしたもんかな〜と悩んでいると、父が秘儀を教えてくれました。
その方法でカビを拭き取ると…
おぉ〜〜\(^o^)/薬品ではビクともしなかった
カビが取れる取れる〜exclamation?~2
でも上にも書きましたが1番ヒドかった後玉のカビを
除去する前に写真を撮り忘れまして…?o?b?h?i???????????j
あ、父が教えてくれた秘儀が気になる?
大した秘儀でもないんですが、一応秘密にしておいた方が
良いかと思いまして(^^ゞ

あと、中玉のカビも同様に拭き取り
前玉の大きなレンズを清掃します。
今までは もっと小さなサイズのレンズしか
清掃したことが無かったので、この大きさのレンズは初めてです。
薬品の拭き取り痕が残らないように、
納得行くまで何度もペーパーを替え清掃しました。

絞りの羽根も粘っておらず、鏡筒部分も ほぼ汚れなし!P1010110.JPG
優秀なレンズ君でしたのでカビ退治のみでしたが
秘儀も教えて貰いましたし、あの拭き応えのある大きな前玉を
ピカピカにした時の達成感、なんとも言えませんね(^^)v
ただ、中玉だったと思うのですが頑張って清掃したものの
よ〜く見ないと分からない程のカビ痕が
うっすらと残っている部分もあります(>_<)
恐らくカビがコーティングにまで
入り込んでしまっている為だと思われますので
悪しからず御了承下さいませ。。

ネット上で知り合った私の修行に御協力して下さって
本当に有難く思っております<(_ _)>
これからも色んなカメラ・レンズが修理できるよう
頑張って修行に励みますので、このブログを読んでいる方々にも 
あたたかく見守って頂けたら嬉しいです☆
posted by ユウ at 22:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | レンズ

2007年09月19日

ペンタックス ME(PENTAX ME)修理【MEのプチ復習とレンズカビ取り】

まだまだ蒸し暑く、
日本の四季から“秋”が無くなってしまいそうで
怖い今日このごろ…^^;

さて、本日は前回の修行と同じペンタックスMEでrenzu1.JPG
ファインダー付近のモルト交換をしました。
前回の様に半田を外したりしなくて良かったので
上部カバーを外せば良いだけでしたが
それだけでも、充分復習になりました。

巻き戻し軸を外し、下のダイヤルが
ASA100の位置でカニ目を普段通りに緩めます。
以前は良く回し方を しくじって
カニ目の溝の部分を少々変形させてしまったり
したものですが、随分コツが掴めて
溝を傷つけずに分解ができています。
(これが当たり前なんですけどね。。)

次は巻き上げレバー。フタもカニ目も逆ネジです。
輪っかを折り曲げたような金属を外し
黒いプラスチックの輪っかは くぼみの部分を
少しずらせば簡単に外せます。

あとはシャッターの部分が少〜し複雑?
いや、複雑とまでは いかないですけど
注意しておかないといけない点が
いくつかあります。
シャッターボタンの外側についている
黒いダイヤル(シャッタースピードのダイヤル?)のrenzu2.JPG
ゴマのような小さいネジを少し緩めたら
ダイヤルを動かす為に付いている、
白いポッチを落とさないように外します。
また、そのダイヤルを外したら
ネジではない細くて小さいクギのようなものを
抜き取り、ダイヤル下部にあるカバーを止めている
ネジを外します。…と、いっぱい書きましたが
外す時よりも、復元する時の付け方が ややこしいんです。
ここに書くのも ややこしいので今日はヤメときます(^^ゞ

MEのモルトを交換した後はレンズのカビ取り。
確か50mmのレンズだったので分解は簡単でしたが
なかなかしぶとい相手(カビ)だったので
レンズの外側だけでなく、もうひとつカニ目の
リングを外してじゃないと清掃できない内側にも
カビが生えていて苦戦しました。前玉も後玉も。
よ〜く見ると光の加減や角度によって
うっすらとカビや曇りっぽいものが残ってしまいましたが
『できるだけ清掃』という形で終了しました。

日本のカビはレンズが大好きみたいで
仕舞い込んでおくとイチコロのようですね。
父に言わせると、やはり時々取り出して
裸で壁に引っ掛けておくのが1番だそうです。renzu3.JPG
大事なカメラやレンズだと
大切に大切に…って思っちゃいますけど
時々は空気に触れさせないといけませんね。

今日見た夕刊にライカという外国産の
1番新しい初の?デジカメが載っていました。
価格は50万円台\(◎o◎)/
確かに分解の修行を始めてから
『こんなに細かい造りになってるんやな〜』と
感心しきりですが、ここまで高いとは。。凄いですね。
でもマニアの人にしたら『こんなもんやで♪』って
思ってらっしゃるかも(^_^;)
posted by ユウ at 01:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ

2007年09月06日

Gズイコー35mm/2.8修理【ひたすら お掃除…の巻】

本日は非常によく汚れているレンズの清掃をしました。
といってもレンズにカビや汚れは多少ありましたが
フィルターや外側の黒い筒の部分の汚れが激しくて。P1010001.JPG

Gズイコー35mm/2.8というレンズで
画像を見てもらっても分かると思いますが
構造は複雑ではないし、絞りも正常に動いていた為
分解自体少なくて済んでいるんですけど
レンズも完全にカビの取れない面が1箇所ありましたし
黒い筒の部分にもカビのような白い汚れが
かなりこびりついていて取れにくい!!

午前中、父が外出している時には
どこまで力をいれたら 塗装がげるかとか
(実際には焼き塗装?だから ほぼ剥げない)
分からなかったので、筒の汚れは取れないものだと思い
諦めていたのですが父が帰ってきてから
結構力を入れると取れるというのが分かり
再度チャレンジ(^o^)/

ピンセットで挟んで巻きつけているペーパーが
破れて傷をつけてしまっていないか?!って
心配になるぐらい、結構な力を入れてこすると…
部分的にうっすらと白いものが残りましたが
随分綺麗になりました♪zuiko.JPG

実は このレンズ以外にも
カメラ本体・ズームレンズがあり
3点とも『父が今まで見た依頼品の中で最高』
というぐらい素晴らしく汚れていたそうです。
色々事情があり、もう使う事は無いだろうと
数年間仕舞い込んでいたらしいので仕方ないですよね。
で、最後はカメラ本体に付いていた革製の紐にも
白いカビが沢山見られましたので綺麗に拭いて終了。
あまりにも綺麗になったので父と二人して
『お客さん、きっとビックリしはるで』って
ニンマリしてました(^^ゞ

今日も分解は父が先にしていたのですが
復元の際には『恐らくここに ここを入れるんやな』って
予想しながら教えてもらえたし、
絞りのレバーを噛み合わせて はめ込むとか
詳しい事も聞けたので 少しずつ知識は増えていってます!!

しかしながら、復元前に2つ並んで止まっているハズの
ネジが片方しかなくて机の上に落ちていたんですが
明らかにスカスカのネジなんです。
恐らく、形だけ穴に入っていたような感じ。
これって最低な行為ですよね。1つネジを失くしてzuiko2.JPG
合うものが無いから頭のサイズだけ同じようなネジを
入れといた…なんて(*_*)
だから、何百個ぐらいある小さい予備ネジから
合うものを探してつけておきました。
前にも書きましたが、お客様に見えないからといって
不正は いけません!
自分で分解できないお客様が修理を依頼してくる訳ですから
中を見れないのが分かっているし余計に悪質です!!

父が悪質修理職人じゃなくて良かった^^;
posted by ユウ at 00:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ

2007年05月16日

SMCタクマー標準&望遠修理【レンズな1日】

次の更新までに前回修理した
ペンタックスSVの日記を書きます!なんて
張り切って宣言しておりましたが
大ウソツキになってしまいました^^;

とっても簡単に書いてしまいますが
シャッター幕の動きが悪かった部分の修理と
モルトプレーンが劣化していた為張り替えたのがメインで
レンズは何も修理依頼が無かったのですが
清掃の為チェックすると少しカビが生えていたので
サービスで除去しました!

前々回に無残な結果だった分解や復元も
すこ〜しマシになり、怪しい部分も父に改めて確認したので
次こそ3度目の正直!ではないですけど
父に8割ぐらい何も尋ねず修理できるんではないかと…
(↑まだまだ自意識過剰な私)
できればまた早めにペンタックスSVの修理を行いたいですね。

で、本日16日はレンズ2本のみで
カメラの修理は行いませんでした。
今回のレンズもSMCタクマーで標準レンズと少し望遠のタイプ。
標準レンズはレンズのカビと絞り不良だったのですが
絞りは いつもの油粘りを取り除く作業かと思いきや
絞り羽根6枚?か5枚のうち
1枚を除いて全てにサビがついている!!
ほんとにカメラやレンズの故障って
色んな状態があるんだなぁ〜と毎回勉強です。。

いつもなら、絞り羽根1枚1枚を薬品で拭くだけですが
このサビは かなりしぶとく
羽根にできるだけ傷がつかないように
裁縫用の針を寝かせながら少しずつ削ぎ落として
その後 薬品で拭き取ります。
羽根を固定する為の凹凸部分が表裏に1つずつありまして
その凹部分に入り込んでいるサビは完全に取れないものの
平坦な部分は随分綺麗に取り除けましたので
絞り羽根は正常な動きに戻りましたよ!

しかしながら、レンズって分解するのは
そこまで複雑じゃないんですけど
カメラの様に分解した部品の形が明らかに違う訳じゃなく
丸い輪っかとネジ、丸い輪っかとネジ、絞り羽根、レンズ。
そういった同じような部品になるので
特徴がなく、復元するのに なかなか覚えられない。。
分解する時も外見は似たようなレンズの筈なのに
いつもと違う手法でないと、部品が取れないとか…。

今日はレンズ2本の修理だったので
1日で予習復習ができたという感じもあり、
輪っかを復元する際のポイントとか
細かいコツも聞けたので、良かったです。
でも、故障個所によって
『ここまで分解しないといけない』とか
『ここまで分解すればOK』とか
『このレンズの構造だと こういう分解方法になる』とかが
全く分りません(*_*)
まぁまだ修行をし始めて間もない私が
色んな事分かりすぎてたら驚きますけど
やはり、少しずつでも覚えたり理解していかないと
修行をしてる意味がないので
一人で空回りしない程度に頑張りたいと思います!

最近メール・電話でのお問い合わせや
修理依頼が結構増えています。
みなさん、有難うございます<(_ _)>
posted by ユウ at 02:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ

2007年04月29日

SMCタクマー135/3.5修理【仕事にならなかった仕事】

え〜更新を27日にする筈が
こんなに遅れまして…ごめんなさいm(_ _)m

実は27日に修理の修行をする予定だったのですが
@父は毎週火曜・金曜の午前中、メーカーに行っている。
A光ファイバーの工事&セットアップがお昼頃あった。
B娘の習い事の日だったので父が気遣い私に送迎させた。
以上の様な言い訳になるような ならないような
理由がありまして、ほとんどカメラやレンズの修行は
できなかったのでした。。

一応、ちょこっとした修理のお話を。
SMCタクマーのレンズで135/3.5という少し望遠のレンズ。
先週と同じように絞りの粘りを取るべく
分解しようとするのですが
カニ目というリングに付いてる溝を
専用の道具で回そうとするが上手くいかず
父に交代すると「んぁ?」とか「おぉ?」と唸っている…
どうも先週分解したレンズも同じタクマーなのに
分解の要領が全く異なるようで。
結局ほとんど父が分解してしまい、私は清掃するのみ。
でも今回のレンズは あっちこっちがネバっていて
結構念入りにネバりを取り除きました。
色んな分解の仕方、汚れ方、壊れ方があるんだと
また勉強になりました。

で、余談なのですが そのレンズの修理が終わり
父の指示を受けながら修理票を書いていると
付属品のチェックをする時にレンズのフード
(レンズの先に付ける5センチぐらいの筒状のもの)に
すこし歪みを見つけた父は「ん?歪んどるなぁ」と
言いながら、道具を取り出し数秒で歪みを整え
「これでマシになったやろ?」と直してしまいました。

以前、ホームページに掲載する『お客様の声』を
お寄せ頂いたお客様からも
「特に指示していなかった部分まで清掃して頂いて
 有難うございます!」と個人経営ならではの部分に
気付いて下さってる事に対して こちらも嬉しくなりました。

今後、十数年後かに私が父の仕事を引き継ぐ時
そういうちょっとした心遣いも一緒に引き継がないと
いけませんね。

やはり父からは技術だけでなく色んな事を教わります。
尊敬です。
posted by ユウ at 00:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ